これはお気持ち表明です
まずはこちらをご覧ください
ベトナム国旗です
星型図形のy座標を上下に、時計回りに回転をかけつつ、入りに単色化で色を変化させています
★のパラメータはどうなっているのでしょう?
答え
「なにこれ」となったそこのあなた
おめでとうございます
成長のチャンスです
どうして誰も教えてくれないんですか?
「オブジェクトをあれこれ動かすには、中間点を使いましょう」と習いましたね
これは、半分間違いです
一応、中間点オンリーでも似たような動きは作れなくもないですが、自由度は確実に落ちます
(右の青い★が中間点だけを使って動きを再現したもの)
それに中間点だけでは、どの中間点がどのフィルタ効果のパラメータ変化点に使われているのか、非常にわかりづらい
そこで出番になるのが、水色のヤツ「メディアオブジェクトのフィルタ効果」です
フィルタ効果オブジェクトを使いなさい
この水色のヤツ、皆さんは活用していますか?
メディアオブジェクト版フィルタ効果です
「フィルタ効果って何?」と言われると、この拡張編集ダイアログにあるような、テキストや図形につけるエフェクトと思えばよいです(語弊)
「メディアオブジェクトって何?」と言われると、こういうやつです
図形やテキスト、画像、動画、音声ファイル等のメディアオブジェクトと同じように、フィルタ効果もタイムライン上に配置することができます
こうすることで、オブジェクトの変化中に別の変化を加えることができるため、より自由度が利き、ヌルっとしてイカしたモーションが実現できます
詳しくはここを見てください
ぶっちゃけこの私の記事も、上の記事の請け売り、というかメディアオブジェクトのフィルタ効果布教のために書いています
「メディアオブジェクトのフィルタ効果」といちいちタイプするのは疲れるので、ここでは便宜的に「フィルタ効果オブジェクト」と呼ぶことにします
フィルタ効果オブジェクトは、素のAviUtlだと出すのが面倒くさいですが、
拡張ツールバーなら一発です
グループ制御もあるぞ
最近作った合作のPFです
バカすぎ
複数のオブジェクトに同じフィルタ効果をかけたい!時はフィルタ効果オブジェクトの代わりにグループ制御を置くことも多いです
ちなみにこの時初めて使用レイヤー数が100に達しました*1
フィルタ効果オブジェクトやグループ制御を使いまくるとすぐにレイヤー100まで達するので、これは明確なデメリットです
部分的にエンコードするなりして消費レイヤー数を抑えるしかありません
【宣伝】合作というのはこれです 見てください(います @0:57~)
1つの中間点を全てのフィルタ効果が共有するのは、絶対におかしい
上のPFを見ても分かる通り、オブジェクトのモーションを中間点だけで済ませている例はごくわずかです*2
これは当然です フィルタ効果をかけたいタイミングは、フィルタ効果によってバラバラなので
こんな状況を想定しましょう
・①→②で透明度を変化
・③→④で透明度を変化
・①→③で加減速移動
・①→④で直線移動
直線移動は「中間点無視」で出来そうですね
透明度も、中間点を打ってパラメータを変化させれば良さそうに見えます
しかし加減速移動はどうでしょう ②の中間点が邪魔になり、思うような動きにはならないはずです(②の地点で停止してしまう)
都合よく「②の中間点だけ無視させる」といったこともできません
結論は、こうするしかない
こういう中間点の仕様に文句を言いたいところですが、ちゃんとAviUtlがフィルタ効果オブジェクトを用意してくれている以上、それは見当違いです
言うべきは
「どうして誰も教えてくれないんですか?」
中間点だけでモノを自在に動かせる訳がない
タイトル回収
「オブジェクトを動かす」というのは、中間点を打ってパラメータを動かす だけではありません
フィルタ効果オブジェクトや、グループ制御の活用が不可欠です
これは絶対です 間違いない
逆に「中間点以外いらんだろ」という人がいれば、教えてください 私には中間点だけで自分の動画を作れる気がしない
皆さんで初心者AviUtlユーザーへの啓蒙活動をしていきましょう